効率的なランニングの実現のために(ギア+スキル)

本コラムの前提

私のライフワークであるトレイルランニング。初の100マイルレースとなった第1回球磨川リバイバルトレイル(球磨川コース)を完走して、改めて、この長旅を乗り切る、もっというと楽しんで走るためには、いかに効率的に走るか、ということについて考えてみたいと思いました。

もちろん、私は運動の専門家でも、トップアスリートでもありません。よって、本コラムの記述は私の個人的な考えであり、仮説です。しかしながら、全くのゼロからのスタートというわけではなく、Northwest Podiatric Laboratory(NWPL)社ファクショナルインソールおよびファンクショナルオーソティックス®の日本におけるマーケティング活動全般を統括する立場で仕事をする中で蓄積した一定の知識に基づいての仮説です。よって、一定のクオリティに基づく仮説として提示できるのではないかと思っています。ロングトレイルという旅にご関心を持たれている多くの方に読んでいただき、感想などをいただけるととても嬉しいです。

基本的なフレームワーク:足の機能を最適化+ロッカー機能で効率的に走る(仮説)

考え方の大きな前提にあるのは二つの事実です。

一つ目は、足の骨配列が崩れることがあり得ること。事実として、多くの人がオーバープロネーション(過剰回内)の足、つまりかかと部分に不安定性を抱えており、足の骨配列が崩れがちであること。また、不可の低い運動であれば問題なくても、疲労の蓄積により、足がオーバープロネーション(過剰回内)の状態に陥ることがあること。よって、効率的な走りを考える場合には、このような骨配列の崩れに対する対策を検討することが最優先課題であということ。というのも、土台としての足が崩れると、崩れた足を前提に運動を継続することになり、本来の足の状態との比較で効率性が落ちることが想定されるためです。

この点に関してのキワードは、足の動きを最適化するためのツールとしてのファクショナルインソールおよびファンクショナルオーソティックス®です。

二つ目は、土台としての足の動きが最適化されるという前提が実現した上で、足の動きについてのバイオメカニクス的な理解に基づき、足は本来どのように動くように設計されているのか、その設計に基づけばどのような点にフォーカスして走ることが、「効率的に走る」という目的に整合的なのか、という点です。

この点に関してのキワードは「ロッカー機能」です。

つまり、足が適切に動くように整えて、その上で、バイオメカニクス的な観点から正しい動きを理解したうえで、どの動きにフォーカスするのがよいか、という流れで「効率的な走り」につて考えたいと思います。

足の機能を最適化するNWPL社のファクショナルインソール・ファンクショナルオーソティックス®

オーバープロネーションとは(過剰回内)?

まずは、前段で述べた足の骨配列の崩れに大きな影響を及ぼすオーバープロネーション(過剰回内)についてご説明をいたします。オーバープロネーション(過剰回内)とは、かかと周りの骨配列が不安定になることで、足全体の骨配列が緩む方向に作用するような足の状態を指します。

右足を後ろから見た図

オーバープロネーション(過剰回内)の状態を構成するひとつの現象として、着地するときにかかとが過剰に内側に傾いてしまうという現象があります。実はこの傾き度合いについては、諸説があり、いろいろなメディアでの解説されている図は過度な表現になっているのではないか?という見解もあります。Northwest Podiatric Laboratory(NWPL)社の創業メンバーであり、理論的な支柱でもあるDr.Chrisは、かかとの骨(踵骨、しょうこつ)はそれほど内側に傾くことはない、という理論を展開しています。

いずれにしても、かかと周りの骨の結束が弱く、程度の差こそあれ、着地の瞬間にかかとの骨が内側にかたむくという現象が、オーバープロネーション(過剰回内)を構成するひとつの現象として観察することができます。

オーバープロネーション(過剰回内)が原因となる怪我・故障

オーバープロネーション(過剰回内)の状態の足は、着地に伴う衝撃への対応と踏み出しにおける推進力の創出という観点において適切な動きができない状態となっています。この点については、「足の働き:柔らかい足と硬い足」、「硬い足への移行はどのようにして起きるか?」および「歩行時の「足」と「脚」の動き」をご参照ください。また、足がオーバープロネーション(過剰回内)の状態だと、以下のような怪我・故障につながることが知られています。

  1. 外反母趾(がいはんぼし)
  2. 内反小趾(ないはんしょうし)
  3. 足底筋膜炎(そくていきんまくえん)
  4. シンスプリント
  5. 腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん、ランナーズニー)
  6. タコ(胼胝:べんち)・ウオノメ(鶏眼:けいがん)
  7. 強剛母趾(きょうごうぼし)
  8. 中足骨頭痛(ちゅそくこっとうつう)
  9. 種子骨炎(しゅしこつえん)
  10. モートン神経腫(もーとんしんけいしゅ)
  11. 後脛骨筋腱機能不全症(こうけいこつきんけん きのうふぜんしょう、PTTD)
  12. 膝蓋軟骨軟化症(しつがいなんこつなんかしょう)

世界最高水準のサポート力を有するNWPL社のファクショナルインソールおよびファンクショナルオーソティックス®

このように足の適切な動きを阻害する要因となるオーバープロネーション(過剰回内)ですが、この状態を是正することに真正面からアドレスするのが、NWPL社ファクショナルインソールおよびファンクショナルオーソティックス®なのです。NWPL社のプロダクトが世界最高レベルのサポート力でこれらの問題にアドレスできるのは、以下の3つの強みを有しているからです。

NWPL社ファンクショナルオーソティックス®およびファンクショナルインソールが世界最高水準のサポートを提供できる背景は、以下の3つです。いずれも容易に他社の追随を許さないNWPL社固有の強みです。

  1. 堅牢な理論:創業以来ブレない軸としてのアメリカ足病医学の下肢バイオメカニクス理論
  2. 理論を実現するための素材:NWPL社が独自に開発したNCV®およびSuperglass®により比類ない硬さを実現
  3. 硬い素材を精巧に加工する技術:40以上の国際特許

NWPL社ファンクショナルオーソティックス®およびファンクショナルインソールの特徴の詳細については、「NWPL社のファンクショナルオーソティックス®/ファンクショナルインソールの5つの特徴」をご覧ください。

その上で、足の動きが最適化することによるパフォーマンスの向上についてご説明を致します。

Northwest Superglass®の運動パフォーマンス向上に関する検証

Northwest Superglass®を用いて治療を行った男女38名について、Northwest Superglass®装着前後に10mの歩行テストを行った結果、ストライド長が延伸し、結果として10mの歩行歩数が減少、10mの歩行時間は短縮される、という結果が得られました。若干専門的な話となりますが、MTJ(横足根関節)が適切にロックされることにより、運動の中で適切にアーチが形成され、その結果足の親指の付け根の関節がしっかり曲がることにより、歩幅が伸びたことが要因であることが合理的に推定されます。

より簡単に言い直すと、Northwest Superglass®を用いることにより足の動きが最適化され、その結果、歩幅が伸びることによって歩行のパフォーマンスが改善したのです。

この結果は「効率的に走る」ことの検証としては重要なことを示唆しています。つまり、同じように走るとしても、NWPL社ファクショナルインソールおよびファンクショナルオーソティックス®を用いて足の動きを最適化することで、そのパフォーマンスを向上させることができる、ということなのです。その意味で、「足への投資はハイリターン」と言えると思います。

2つ目の点、「ロッカー機能」を活かして効率的に走る、という点については、PART2でご説明をいたします。


文章:山縣茂信