普段から歩いたり走ったりと、私たちが移動する際にお世話になっている「足」。片足で28個、両足で56個と全身の骨の1/4が足に集中しており、とても複雑な構造をしています。

この足が、歩いたり走ったりする際にどのような機能を果たしているのかについて、くるぶしから下の部分の踵(かかと)からつま先に至るまでを「足(あし)」、くるぶしから股関節までを「脚(きゃく)」と区分けして、説明します。

柔らかい足:衝撃吸収・安定した着地

足が地面に着いている時、踵周りの骨格が内側に倒れることで、アーチ(土踏まず)が下がり踵周りから前方の指先にかけて足幅が広がっていきます。これは足のたわみを利用して、着地の衝撃を吸収し、安定した着地を実現するために接地面積を大きくしているのです。柔軟性が高い足の状態のため、「柔らかい足」と呼んでいます。 

硬い足:推進力の効率的な伝達

逆に、足が地面から離れようとするときには、踵周りの骨格が外側に起き上っていくことで、踵周辺より前方にある小さな足の骨はパズルのピースを合わせたようにしっかりと組み合っていき、アーチが高くなるのです。 このような形状に足が変化することで、地面からの反力を前に進む力として効率的に活用することができるのです。

これら2つの足の働きは、足が適切に動くときに実現されるとても重要な働きであり、歩く、走るといった運動をスムーズに実現するという観点から極めて重要な機能となっています。

足の状態を柔らかい足から硬い足、そしてまた柔らかい足へと変化させる動きをリードするのは踵周りの骨の動きとなっています。この踵周りの骨の動きと連動して、脚や骨盤も動くのです。