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NWPL社のファンクショナルインソール・ファンクショナルオーソティックス®の革新性

NWPL社ファンクショナルインソールおよびファンクショナルオーソティックス®の真骨頂は、「足の動きを最適化」すること。ファクショナルとは、「機能的な」といった意味ですが、ここでは「足の機能を最適化する」といった意味合いです。

人間の足が本来持つ機能を最適化することで、足の動きを最適化し、足を整えることで身体も整える、ということがNWPL社ファンクショナルインソールおよびファンクショナルオーソティックス®の基本思想です。そして、その基本思想は、アメリカ足病医学の下肢バイオメカニクス理論という確立された堅牢な理論に依拠しており、ファンクショナルオーソティックス®は医療用のインソールとして使用されています。

「インソールなんてみんな同じじゃないの?」、「そもそも説明が難しくて違いが分からない」および「インソールを使ってみたけど効果を実感できない」といった声が私たちの元にも寄せられています。

世の中の多くのインソールは、「アーチサポート系」というカテゴリーに分類されるものが大半です。それらのインソールは、土踏まずが低い状態の足に対して、アーチを作るために土踏まずを持ち上げるというサポートを提供しています。結果として、これらのアーチサポート系のインソールは、「形を作る」ことを企図しています。

アーチサポート系のインソールはアーチが下がっている状態を解消するために、アーチを直接持ち上げてる。
つまり、コインの裏返しのような対処。そこにアーチが何故低いのか、何故適切にアーチが形成されないのか?という考察はない

アーチサポート系のインソールの最大の問題点は、人の足の動きの2つフェーズにおける足の役割を正しく踏まえていない点です。

人の足の動きの2つのフェーズについては、ここでは簡単にご説明します。

まず、人は着地をするときに、かかと周りの骨や関節の仕組みが骨同士の結束を緩めて、アーチ構造(いわゆる、土踏まず)をわたませることで着地に伴う衝撃を緩和します(「柔らかい足」=回内(かいない))。

着地後、身体を支えて前に推進させるときには、着地の際とは逆に、かかと周りの骨や関節の仕組みが骨同士の結束を強めて、しっかりとしたアーチ構造を形成(「硬い足」=回外(かいがい)し、テコの原理で効率よく蹴りだすための準備をするのです。

本来、人はこの2つの足の状態の切り替えを行い、歩行やランニングが出来るようになっています。逆にいうと、「柔らかい足」と「硬い足」の切り替えが適切に行われないと、歩行やランニングに支障をきたすことになるのです。

柔らかい足にならなければならないところで、土踏まずがインソールによって持ち上げられているとどのようなことがおきるか想像してみてください。

それに対して、NWPL社ファンクショナルインソールおよびファンクショナルオーソティックス®は動きの中で適切にアーチが形成されるように、「足の動きを最適化」することを目的としています。つまり、「形を作る」のではなく、適切な足の「動きを作る」のです。

衝撃吸収に適した柔らかい足、推進に適した硬い足を行ったり来たりするのが適切な足の動き。つまり、常にアーチが高い状況が必要なのではなく、それは足の動きの中のフェーズに依存するのである。NWPL社のファンクショナルインソールおよびファンクショナルオーソティックス®はこの足の動きを最適化することにより、適切なタイミングでアーチを形成することをサポートする

土踏まずが歩行プロセスにおいて適切に形成されず、アーチが低い状態(いわゆる、過剰回内(オーバープロネーション)と呼ばれる足の状態)が生じているのは何故か?について、その状態の評価だけにとどまらず、アメリカ足病医学の下肢バイオメカニクス理論に基づき、そもそも過剰回内(オーバープロネーション)の真の原因は何かを探求した結果、対処療法的に土踏まずを持ち上げるのではなく、足の動きを最適化することで、足の動きの中で適切なタイミングでアーチを形成することをサポートする、という結論にたどり着いたのです。

このように、過剰回内(オーバープロネーション)という足の状態に対する対応についても、世の中に多く存在するプロダクトと視点・視座が全く異なります。どちらが良いか悪いかという議論は他の方にお任せするとして、ここではNWPL社ファンクショナルインソールおよびファンクショナルオーソティックス®が提供する革新的な機能について解説します。


Contents

  1. 下肢バイオメカニクス理論の観点からの適切な運動サイクル
  2. 足のタイプ
  3. 適切な運動サイクルに近づくための調整:代償
  4. NWPL社のファンクショナルインソールおよびファンクショナルオーソティックス®が果たす役割

1.下肢バイオメカニクス理論の観点からの適切な運動サイクル

図1:歩行サイクル

人の運動について、理論的に最適な動きはどのような動きが想定されるのか、特に足の動きについてはの研究は下肢バイオメカニクス理論として長年の蓄積があります。ここでは詳細な説明は省きますが、これらの研究の大前提は、足が適切な状態であり、歩行の各フェーズにおいて適切に動く、ということが想定されている、ということです。

もちろん、容易に推測できる通り、人の足は個別に異なる特徴を有します。他方、下肢メカニクス理論に限らず、学問の発展はまずは一般論を説明しうるフレームワークを確立し、個別の事象を説明しようとする努力という流れをたどることが多いため、一概にこの前提が悪いということではありません。

2.足のタイプ

ニュートラルな足
前足部外反
前足部内反
後足部外反
後足部内反
図2:左足を足の後ろから見た図。前足部が傾いて居たり、後足部が傾いたいたり、その組み合わせなど、人の足の特徴は千差万別

どのような足のタイプがあるのか、一例をあげて説明をします。足を前後から見た場合だけでも、足の前の部分(前足部)および足の後ろの部分(後足部)の傾き度合いによって足のタイプが区分されます。もちろん、例えば前足部が内反しており、後足部が外反している、といった組み合わせが想定されるため、この組み合わせだけでも相当数のパターンが存在することがご理解いただけると思います。

このように静的に見て、いろいろな特徴がありえる人の足ですが、歩行という観点では大きな前提があります。それは、二足歩行をする上では、足の3点がタイミングの差異こそあれ、しっかり接地する必要があるということです。

図3:左足を裏からみた図。かかと、母指球および小指球の3点が重要な接地ポイントとなる

足が接地するタイミングについてはいろいろな研究がなされているが、適切な足の動きが実現されていると下図のような接地の経路をたどると考えられているようです。

図4:かかとから接地をして小指球を経て母指球に至る経路が、適切な接地経路と考えられている

3.適切な運動サイクルに近づくための調整:代償

足が適切な状態、例えば上図のニュートラルな足である場合と例えば前足部内反のような傾きがある場合においては、歩行などの動きの中ではどのような差異が起きるか、3本足の机を用いて説明します。三本足の手前の足がかかと部分と想像していただけると、図3の足の接地部分をイメージいただきやすいと思います。

下図のように3本足の長さが均等な机であれば、上から圧力をかけたとしても動きが生じることはなく、負担も均等に分散されます。

図5

他方、下図のように3本足の一部が短くて傾きのある状態の机に上から圧力をかけるとどうなるでしょうか?

図6

容易に想像がつくことですが、短い足の方に机は傾いてしまいます。

机の場合はこのまま倒れてしまうところですが、人間の身体はとても素晴らしい調整機能を備えています。仮に足の骨格のアライメントがアンバランスの状態であったとして、他の部位で調整を行いうことで、上記の足の三点支持を実現させ、二足歩行を実現することができるのです。もちろん対応できる範囲にも限界がありますが。この調整のことを「代償(だいしょう)」と言います。

厳密には、足の場合、上記のような形状(椅子の足の長さ)に加えて、足の関節の可動域の大証も代償よって生じる動きに影響を与えます。

代償とはこのような動きを意味しますが、図3に戻って考えると、足における代償のゴールは、足の関節の可動域を最大限に活用して、母指球(親指のつけ根部分)、小指球(小指のつけね部分)およびかかとを地面につけること、と言いえます。

さて、代償について、本サイトでも頻出する過剰回内(オーバープロネーション)の足について考えてみましょう。

過剰回内(オーバープロネーション)の足の特徴は、足が過度に内側に倒れ込むということです。その結果、いわゆる土踏まずが足の動きの中で適切に形成されず、偏平足や開帳足といった特徴を有する足となります。

右足を後ろから見た図。かかとの骨(踵骨)がどこまで傾くかという点については議論があるが、踵骨やその上の距骨のかみ合わせが緩いと、かかと周りの骨の挙動が大きくなり、足がオーバープロネーション(過剰回内)の状態となりやすい。

頭の体操として、極端に足が内側に傾いた状態を考えてみて下さい。何も調整がなされなければ、足は内側に倒れ込んでしまい、歩くことはできません。右足を着いた瞬間に、左側に倒れこんでしまうことになるためです。

しかし、人間の身体は上手くできており、例えばこの状態であれば、例えば、足の部分の関節の動きだけではバランスが取れない場合には、膝を外側に捻ることでカラダ全体のバランスをとることで、左側に倒れ込むことを回避して二足歩行を実現するのです。これが「代償」です。

この代償に伴う動きが過度になると、例えば上記の例でいえば、膝に負担がかかり、膝痛の遠因とななるわけです。

完全にニュートラルな足というのは理論上は存在すると思いますが、例えば、人の足の長さは左右差が普通にあったりするので、理論的に最適な動きからはずれた動きとなり、大なり小なり「代償」を行いながら、歩いたり走ったりしている、というのがより通常な状況と言えます。

そして、「代償」の負担が過度になると足やカラダに痛みや不具合が生じるのです。若い時には骨格の動きを筋肉でカバーできていたことが、加齢による筋力の低下により不具合が顕在化する、といったこともあります。

4.NWPL社のファンクショナルインソールおよびファンクショナルオーソティックス®が果たす役割

NWPL社ファンクショナルインソールおよびファンクショナルオーソティックス®ははこの「代償」の動きを極小化することを目的としています。

例えば、過剰回内(オーバープロネーション)の足にへの対応としては、内側に過度に倒れ込むことを抑制し、適切なタイミングで外側に動くことで土踏まずを形成し、再度内側に足を適切な範囲で傾ける、といった動きをサポートします。

このことから「形を作る」というサポートと一線を画した異なるコンセプトのプロダクトであるという点をご理解いただけると思います。

このような特徴を持つNWPL社ファンクショナルインソールおよびファンクショナルオーソティックス®はですが、その機能を最大限発揮するためには、お一人おひとりの足の状態を適切に評価するこことが、重要となります。

そのために、日本全国各地にNWPL社ファンクショナルインソールおよびファンクショナルオーソティックス®のことを知り尽くした、NWPL社に認定の足とカラダのプロフェッショナルが存在します。それがTEAM NWPLです。

TEAM NWPL ファンクショナルインソール ファンクショナルオーソティックス® NorthwestSuerpglass NorthwestFit LifeOTC 三日月整骨院 DRSONA高田 DRSONA桐原 シューマート 輝く羽 風の里クリニック ふうき
NWPL社認定の足の専門家が皆様のお話をお伺いします。
NWPL社認定の足の専門家にご相談ください。お一人おひとりにあった最適なご提案をいたします。

「痛みと不調の駆け込み寺」として多くの患者様にとってのLast Resortとなっている施術家、独自のビジネスモデルを確立してより多くの方にとっての「痛みのない生活」を実現するための挑戦を続けている若き施術家、患者様にとって負担の大きい手術を回避するためにより積極的にNWPL社ファンクショナルオーソティックス®であるNorthwet Superglass®を活用した治療法を用いることで患者様のQOLの向上に貢献している医師、足とスポーツの専門家という2つのタグを持ち多くのお客様の足の健康をサポートしているプロショップの店長、などなど多種多様な才能が集結しています。

皆様、立場や職業は異なれど共通しているのは、患者様やお客様に寄り添い、お客様のお悩みを改善することを心から喜びとされており、そして、患者様やお客様から大きな信頼を寄せられていることです。

NWPL社ファンクショナルインソールおよびファンクショナルオーソティックス®にご関心のある方は、TEAM NWPLのメンバーにお気軽にご相談ください。皆様のお話をお伺いした上で、お一人おひとりの状況にあった最適なご提案をいたします。

私たちはひとりでも多くの方を足元からサポートして健康寿命の延伸に貢献したいと願っています