長男は肘・かかとの痛み、長女は膝痛が改善。
母親は長年悩まされていた外反母趾による痛みから解放。
家族みんなが楽しくスポーツに打ち込める。町田先生は我が家のホームドクター
- 三者三様の痛みで一家が頼ったのは『三日月整骨院』
- 肘とかかとの痛みはともに足元が原因だった!
- 足のアーチの崩れが外反母趾や足部の痛みを引き起こす
- 膝痛を助長していたのは足裏で踏み付けられ圧迫されていた神経
- 「どんな痛みの相談にものってくださる町田先生は市場家のホームドクターです」- 市場純子さん(42歳)
1.三者三様の痛みで一家が頼ったのは『三日月整骨院』
家族3人がそれぞれ大好きなスポーツによって、それぞれの部位に痛みを発症してしまった市場家。中学2年生の長男大馳(だいち)君は肘とかかとの痛み、お母様の純子さんは外反母趾と足部の痛み、小学6年生の長女史栞(しおり)ちゃんはオスグッド・シュラッター病による膝の痛み。三者三様に痛みを抱えて頼ったのが京都府京田辺市に拠点を構える三日月整骨院の町田先生だった。
純子さん「はじめに三日月整骨院にお世話になったのは息子の大馳なんです。小学生のころから野球をしているのですが、肘が痛くなったのがきっかけで来院しました。肘の痛みが落ち着いてきたころに、次はかかとが痛いと言い出して。整形外科にも行きましたが、なかなか改善が見られなかったので町田先生に相談したのです。
次に来院したのが私で、学校の行事でバレーボールをしていたとき、軽くジャンプをしただけだったのに急に足に激痛が走り、大馳とともに先生にお世話になりました。
さらには娘も膝が痛くて……、一家、痛みのオンパレードでした(笑)」
町田先生「市場さんご家族の痛みが出た部位はそれぞれ違ったのですが、共通して言えることは、程度は違いますが、PTTDという症状の結果、後足部が不安定になっていたのです。PTTDは、日本語では、後脛骨筋腱(こうけいこつきん)機能不全症といって、ふくらはぎから土踏まずに走っていてアーチを持ち上げる働きのある後脛骨筋の機能が低下する症状です。
その機能が低下することで、足のアーチの構造が崩れて偏平足になるのです。その原因は後天的なものが多いのですが、多少は遺伝など先天的な要素もあるかもしれません」
純子さん「私の母もアーチが低くてひどい外反母趾だったので、いつか自分も……と思っていましたがこんなに早くそのタイミングが来るとは思っていませんでした。しかも血流が悪いせいか爪は凸凹してしまって、昔から足にはコンプレックスしかありませんでした。だから子どもたちの足も心配していたのです」
2.肘とかかとの痛みはともに足元が原因だった!
野球に夢中になっている大馳君が初めて肘の痛みを感じたのが小学5年生のころ。その半年後にはかかとの痛みを発症。部位が違うため、痛みの原因も全然違うものだと思うのは当然だ。ところが町田先生の見立てによると、ともに足が問題だと言う。
町田先生「まずは市場家の皆さんに共通するのですが、足を診てみると、大馳君は特に右足のアーチが下がっているのがすぐにわかりました。いわゆる過剰回内(オーバープロネーション)の状態です。かかとが内側に倒れることによってアーチが下がり、土踏まずが地面についてしまって地面からの刺激を受けてしまう。
実はこうしたアーチの崩れは腹圧が下がってしまうこととも関係があるのです。そのせいで大馳君は少し前かがみになりがちな姿勢で、胸を開くことができませんでした。こうした姿勢が影響するのが肩の可動域です。
本来であれば肩関節を十分に動かしてボールを投げるのに、肩の可動域が狭いため、それができず、肘を酷使する投球になっていました。その結果、オーバーユースにより痛みを発症しました」
大馳君「肘の痛みは、使いすぎというのはなんとなく気づいていましたが、かといって練習を休めないし、投げると痛いから練習に集中できないのがいやでした。でも先生に診てもらうと、肘の痛みはだんだん治まったのですが、その後、かかとが痛くなりました……」
町田先生「かかとの痛みも、肘と同様に、かかとが内側に倒れやすくアーチが落ちていることが原因です。それがベースランニングやダッシュなどで大きな負荷がかかるために、痛みが出てしまっていたのです。
また、大馳君の場合は、足元が不安定なせいで、体全体の平衡感覚が少しずれてしまっていたため、感覚入力をする脳幹がある首回りの筋膜などの膜組織を緩めるバイニーアプローチという施術を中心に行いました。ただし、これだけでは解決しないと思い『Northwest Superglass®』を提案したのです。
これは医療用のインソールで、大馳君のようなアーチがつぶれてしまっている足であっても、適切な足の動きになるようにサポートするものです。アーチが低い足に対して、土踏まずを持ち上げてアーチを作ろうとするインソールもありますが、『Northwest Superglass®』は足の動きの中でアーチが適切に作られるように誘導します。形を作るのではなくて、適切な動きを作るのです。かかとが過度に内側に倒れなくなることで、足が適切に動くようになり、本来のアーチの構造を動きの中で作り出すことができます。
ですので大馳君やお母様には、『大馳君の足は、自分でアーチ作り出すことができないために、筋肉や腱に負担がかかっています。道具に頼ることが有効です』と説明しました」
大馳君「先生の説明が分かりやすかったので、自分の足の状態をきちんと理解できました。靴に入れて履いたとき、安定感があり、投球もバッティングも足が踏ん張れる感覚があったし、走りやすくなりました。だから50m走もタイムが上がったんです。
今はもう全く痛みはないのですが、体のメンテナンスのために三日月整骨院に通っています」
3.足のアーチの崩れが外反母趾や足部の痛みを引き起こす
物心ついたときにはすでに外反母趾になっていて、自分の足にコンプレックスを持ち始めていたという純子さん。中高でソフトボール部に入っていて、今でも学校の行事などでバレーやソフトボールに参加するほどアクティブで運動神経抜群。
そんな純子さんは外反母趾を気にしつつも、部活の時にはスパイクを、お出かけの時には幅の狭いパンプスなどを履いていて、多少は外反母趾の部分に痛みはあったものの、日常生活ではさほど痛みがなかったという。ところが学校行事でバレーをしていたときに、足に激痛が!その痛みに耐えられず、すがる思いで相談したのが町田先生だった。
純子さん「あまりの痛さで、靴が履けず、ずっとサンダルを履いていましたね。夏だったからよかったですが(笑)。でもこのまま靴を一生履けなかったらどうしよう……と思うほどの痛さでした」
町田さん「純子さんの足を見ただけで、本来の足の構造が破綻しているというのがすぐにわかりました。純子さんは典型的なPTTDで、しかも程度は結構深刻。結果として、大馳君と同様、足は過剰回内(オーバープロネーション)の状態でした。
アーチが落ちることで、ふくらはぎから土踏まずにまたがる後脛骨筋腱に過度な力がかかることになります。すると、後脛骨筋腱がくっついている骨のひとつである舟状骨(しゅうじょうこつ)が、その反動で過度に引っ張られることで出っ張ってきます。
そのでっぱりの正体は、舟状骨が過度に引っ張られることによって生じる余剰な骨、外脛骨(がいけいこつ)です。その外脛骨が靴にあたって痛みの原因になったのです。
舟状骨とは、アーチの頂点にある骨で、土踏まずの真ん中あたりから足の内側を甲に向かってたどっていくと、ぽこっと出た骨です。純子さんの足の痛みの引き金となったのは、バレーでのジャンプだったんだと思います。
加えて、もともとかかと周りの骨格が不安定であることによって、親指のつけ根の部分がでっぱるように解剖学的な力が働くことで、親指が変形して外反母趾を誘発しています。
つまりアーチの崩れが原因で、舟状骨のでっぱりによる足部の痛みも外反母趾も発症していたのです」
純子さん「自分でもアーチが低いことが分かっていたけれど、あくまでもこれは足の特徴であって、それがよくないことだとは思っていませんでした。でも先生のお話を聞いて、私の足、そんなことになっていたんだ……と思いました」
町田さん「重度のPTTDの方は『Northwest Superglass®』の典型的な適応者なので、すぐにお勧めしました」
純子さん「息子の大馳も『Northwest Superglass®』を作ったとはいえ、8万円という値段にやっぱり少し迷いましたね。でも、子どもたちに対してもそうなのですが、できるだけ体に必要なことにはしっかり対応しておきたいと常々思っていたので購入を決意。
出来上がってくるまで1か月かかるのですが、その間ももちろん痛みがあるからとにかく早くできてほしい!とただただ願っていました。
そして実際に履いてみると、はじめは実は少し痛かったんです。自分の足が正しい形ではないので、痛みが出たんでしょうね。でも数か月したら慣れたし、足部の痛みもなくなりました」
町田さん「当院に来られる方のなかでも外反母趾で悩まれている方が多くいます。そして「見た目は戻りますか?」とよく聞かれます。結論から言うと、見た目を完全に戻すことはできません。ただし、足の機能を正常化してアーチの崩れを正すことで痛みを取り除くことはできます」
4.膝痛を助長していたのは足裏で踏み付つけられ圧迫されていた神経
市場家で最後に三日月整骨院にお世話になったのが野球とダンスをする長女の史栞ちゃん。小学校4年生になったころに、野球をしていたら右膝のお皿の下が痛くなり始めた。まずは整形外科に行きレントゲンを撮ってもらうとオスグッド・シュラッター病であることが判明。
町田さん「オスグッド・シュラッター病は成長期にスポーツをしている子どもがなりやすく、膝の曲げ伸ばしを繰り返すことによって膝のおさらの下あたりに痛みが出ます。史栞ちゃんの場合も、野球の守備でしゃがむ姿勢や、ダンスで飛び跳ねて着地するときに痛みが出たのは典型的な症状です。
こうした動きによって前もも(大腿四頭筋)の付着部である膝のお皿の下の脛骨粗面(けいこつそめん)という部分が引っ張られて負担がかかることによって痛みを引き起こしますが、成長とともに痛みは治まります」
史栞ちゃん「野球の守備でしゃがむ姿勢やダンスでジャンプして着地したときに痛くなりました。今までケガも痛みもなかったので、ショックでした。野球もダンスも行きたくない、塾も放課後に友達と遊びに行くのもいや、なにをやってもうまくいかないって思っちゃって……」
純子さん「こんなこと、初めてでしたね。よっぽど本人にとってはこの痛みは苦痛だったんだと思います」
町田さん「オスグッド・シュラッター病になりやすい子の傾向として、前もも(大腿四頭筋)と裏もも(ハムストリングス)の力のバランスの悪さがあります。太ももの筋肉は膝の曲げ伸ばしに大きくかかわる筋肉ですが、史栞ちゃんの場合は、膝を曲げる動きは正常ですが、膝を伸ばすときの太ももの筋肉の働きがあまりよくありませんでした。
こうした筋肉の活動を左右するのは神経の中枢の脳幹。ですから施術としては、バイニーアプローチを用いて首のまわりの膜組織を緩めて神経伝達をよくするようにしました」
純子さん「史栞も、大馳や私と同じように痛みに苦しめられるのはかわいそうだと思ったので、痛みの予防として『Northwest Superglass®』を作りたいと相談したのです」
町田さん「史栞ちゃんも、程度はひどくないけれど、かかとが内側に倒れる過剰回内(オーバープロネーション)によってアーチが崩れやすくなっていました。
その結果、土踏まずで神経を圧迫してしまうことで、膝の痛みを助長していたので、『Northwest Superglass®』は効果的だと判断しました。
神経は特に伸ばされる力に弱く、痛みを感じやすくなります。そうしたストレスを減らし、足本来の機能を取り戻して足元のアライメントを整えると、膝のアライメントも整いやすく、痛みを軽減できるのです」
史栞ちゃん「『Northwest Superglass®』を初めて靴に入れたときは、硬くて少しへんな感じがしました。でも続けて使っているうちに、動くのがだんだん楽になり、気づいたら膝の痛みは全然なくなっていました」
純子さん「けがの痛みって、痛みの苦痛だけでなく、気持ちにも大きく影響するんだなと改めて実感しましたね。だから史栞の膝の痛みがなくなって今まで通り好きな野球とダンスをしている姿を見るとほっとします」
5.「どんな痛みの相談にものってくださる町田先生は市場家のホームドクターです」- 市場純子さん(42歳)
大馳君「肘もかかとの痛みもなくなったので、野球のプレーに集中できるようになりました。監督からもフォームがよくなったと褒められ、50m走の記録も更新。野球がどんどんうまくなるような気がして楽しいです」
純子さん「一時期は靴も履けないほど痛かったけれど、今はまったく痛みがありません。子どもや私の兄弟がどこかケガをしたり、痛みが出たりしたときにはすぐに三日月整骨院へ。市場家や私の兄家族、姉と一家総出で三日月整骨院の町田先生にお世話になっています」
史栞ちゃん「膝が痛くなったときは、野球もダンスも友達と遊ぶのも全然楽しくなくて、暗い気持ちになりました。でも、今は全く痛みがないので、前みたいに野球もダンスも、学校も楽しくて仕方ないです」
撮影/シラタニタカシ、取材・文/峯澤美絵
お話をお伺いした方
町田結希(まちだゆうき)さん
柔道整復師、バイニーアプローチ本コース修了。三日月整骨院の院長。整形外科や介護施設、数多くのスポーツの現場でのトレーナー経験を経て2017年現職に。小学2年生から競技としてスキーをはじめ、現在も京都府代表としてクロスカントリースキーで国体に出場。趣味はトレイルランニング、華道、料理と守備範囲が広い。アロマセラピーにも精通している。
(ミカヅキセイコツイン)
院長: 町田 結希
〒610-0334 京都府京田辺市田辺中央3丁目3-10 シークビル1階
HP:https://mikazuki-seikotsu.com/
TEL: 0774-51-6957
三日月整骨院における施術の一環として用いられているNWPL社のNorthwest Superglass®
主に病院や治療院において、治療や施術のために処方される医療用のファンクショナルオーソティックス®(足の動きを最適化するための医療用足底挿板)。
NWPL社の製品におけるフラッグシップモデルであり、技術革新をリードしています。
お一人おひとりの足の特徴を把握した上で、独自のデバイスであるSmart Cast®システムを用いて足型を採型、製作するフルオーダーメイド。世界にたったひとつの医療水準のサポート力を有するインソールがあなたのお手元に届きます。
足の症状に対応するために、スタンダードなものから、例えば、後脛骨筋腱機能不全症や扁平足変形といった症状に対応する特殊形状のもの、靴の種類への対応という観点からはハイヒールにも対応しています。
次のトピックスは、
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『Northwest Superglass®』を組み込んだ独自の施術法と経営ノウハウの確立で安定した運営を実現
TEAM NWPL
NWPL社のファンクショナルオーソティックス®やファンクショナルインソールを知り尽くした足とカラダのプロフェッショナル集団
NWPL社のファンクショナルオーソティックス®やファンクショナルインソールが目指すところは、過剰回内(オーバープロネーション)などのように足のアライメントが崩れている状態を是正することにより、足部に生じる痛みや不具合のバイオメカニクスの観点からの誘因となる動きを制御することにあります。
他方、足部に生じる痛みや不具合は様々な要因が絡み合って生じています。例を挙げると、靴、地面の状況、運動量、体重、運動に関する技術、体外から体にかかる力、筋力のバランス、柔軟性の欠如などです。結果として、これらを原因として連鎖的に生じる足部以外の他の身体の部位の痛みや不具合も同様に複合的な要因が複雑に絡み合って生じることとなります。
よって、NWPL社のファンクショナルオーソティックス®やファンクショナルインソールがその効果を発揮するためには、それぞれの不具合や痛み、もしくはパフォーマンスの向上を阻害している要因の発生原因を正しく把握することが最も重要なのです。
「痛みのない生活」、「健康な生活」、「美しく生きる」、そして、「運動を楽しむ」を実現されたい方は、是非NWPL社認定の足の専門家にご相談ください。皆様のお話をお伺いして一人ひとりの状況にあった最適なご提案を致します。