タコやウオノメは、足が無理や我慢をしているシグナルです。
繰り返される刺激や摩擦に対して足の皮膚が自己防御反応を起こし、角質が固くなる症状です。できてしまったタコの場所や種類によって、足にどのような負荷がかかっているかが分かります。例えば、親指の付け根付近にタコがある場合は、外反母趾との合併が多くみられます。
また開帳足(かいちょうそく)といわれる、指の付け根が広がっている足の場合は、足の人差し指と中指の付け根あたりにタコができる事が多いです。

タコの種類

タコは大きく2種類にわけられます。下から突き上げるように負荷をかけられできたタコは、縁(ふち)がハッキリとしており、分厚くなっています。左右前後にこすれることで刺激を受けできたタコは、縁が不明瞭で薄く幅の広いものになります。

ウオノメとは?

中心に魚や鶏の眼のような芯が見えるので俗に魚の目(ウオノメ)や鶏眼(ケイガン)と呼ばれています。直径5~7mm程の硬い皮膚病変で、歩行や圧迫により激しい痛みを伴うのが特徴です。一定の箇所に繰り返し圧迫されるような刺激が加わると、角質が厚く芯のようになり、皮膚の下のより深いところに向かいクサビ状に食い込むため、痛みを生じます。

ウオノメはタコが酷くなったもの?

タコとウオノメが出来るメカニズムは同じですが、局所への圧力や刺激の受け方によって性質が異なります。

タコ・・・
圧迫やこすれるような刺激を繰り返し受け続けることで、皮膚の表面が角質化して厚くなったものです。多くのケースで痛みを伴いません。
ウオノメ・・・
より強く下から突き上げるような圧迫や刺激を繰り返し受け続けることで、クサビ状になった角質が皮膚の下の組織にまで届いてしまっているものです。刺すような痛みを伴います。

タコ、ウオノメの原因

サイズの合わない靴や、ドレスシューズなどつま先側が細い特殊な靴を履くことにより、足と接触する部分に反復的な圧迫や摩擦が起こることで発症するといわれています。しかし、このような特殊な靴環境でなくても、足の骨格異常の問題で発症する場合があります。 踵(かかと)周りの骨格が崩れる(オーバープロネーション)場合、体重がかかった時に靴の中で必要以上につま先が広がったり、かかとの収まりが悪く余計な動きが出てしまったりします。これらによって、足裏のさまざまな場所にタコが発生するのです。足裏にできるタコは多かれ少なかれ、踵(かかと)周りの骨格の崩れ(オーバープロネーション)の影響を受けているといわれています。

まとめ

  • タコやウオノメは、繰り返し起こる圧迫や摩擦に対して足の皮膚が自己防御反応を起こすことにより角質が固くなる症状です。
  • タコは反復的な圧迫や摩擦により皮膚表面が硬く角質化したもので、多くの場合痛みは伴いません。ウオノメは下から上への強い刺激を受け続けることで、角質化した皮膚がクサビ状に皮膚の下の組織まで届いてしまったものです。刺すような痛みを伴います。
  • タコやウオノメができやすいのは以下のような場合です。
    • 靴と足が接触する部分で反復的に圧迫や摩擦が起こるような環境
    • オーバープロネーション(過剰に踵(かかと)周りの骨格が崩れている)の足