膝痛が改善、手術も回避!自転車こぎもしゃがみこみも、立ち仕事もすべての動作が快適
Contents
- 繰り返す膝の痛みで施術院めぐり
- 足元と骨盤のゆがみによって膝の痛みを発症
- 施術で痛みは7割減。町田先生の手は「魔法の手」
- 「『Northwest Superglass®』で手術を回避。自転車に50分乗って施術に通っています」 - 青木征美さん(56歳)
1.繰り返す膝の痛みで施術院めぐり
厚生労働省が平成28年に行った国民生活基礎調査によると、肩こり、腰痛に続いて三番目に自覚症状が多いのが膝痛を含む手足の関節の痛みだ。「三日月整骨院」でも腰痛に次いで相談が多い症状なのだそう。長年、膝痛に悩む青木征美さんもその一人。整形外科、整骨院で数々の治療や施術を受けたものの、変形性膝関節症の症状が進むばかりで不安になり、駆け込んだのが「三日月整骨院」だった。
青木さん「膝の痛みは、実は高校時代にバスケットボールをしていた時からで、そのときに靭帯を痛めたんだと思います。とはいえ、若いころはさほど痛みも気になることもなく、正座ができない、歩くと痛みが出るということはなかったんです。ところが、40代に一か月半くらいの入院生活をしたことがあり、その期間歩かなかったためか、退院後から痛みが頻繁に出るようになりました。
そして昨年には、ほぼ毎日整骨院に通う生活が続き、お金も時間も施術に費やしていましたが、なかなか良くならなくて困っていました。そこで、インターネットで見つけた三日月整骨院に来たのです」
町田先生「来院されたときの歩き方を見て、膝だけが原因ではないだろうなと思い、どこをきっかけに痛みが生じているのかを診ました。そこでまずは骨盤や背骨を診るとゆがみがあるため、足への加重のかかり方に左右差があることがわかったのです。青木さんの場合は左側に体が傾いているのが特徴で、これにより脚の長さにも違いが出ていました。次に荷重差が生じている足元を見てみると、特に左足が”過剰回内(オーバープロネーション)”といって内側に倒れるくせが強い状態だったのです」
2.足元と骨盤のゆがみによって膝の痛みを発症
足元にも骨盤にも背骨にも左右差がある、これがどのような膝の痛みを引き起こしているのだろうか。
町田先生「足元についていえば、かかと周辺の動きは、そのすぐ上の脛の骨の動きに連動します。よって、足元が不安定で、かかとが内側に倒れると脛の骨もまた内側に倒れてしまいます(下記イラスト左)。そのままでは足が内側に倒れてしまうので、なんとかバランスをとろうとして今度は膝から上が外に開こうとして骨盤が外に開きやすくなっていました。ここで膝のねじれが生じてしまい、膝の内側が痛くなったり、正面から見るとO脚になったりとしてくるのです。このように、青木さんの膝痛については、膝そのものに問題があるわけではないと判断しました」
青木さん「町田先生の説明を聞いて、そういうことか……と思いました。今まで膝が痛いから、膝ばかりを施術してもらっていましたが、なかなか改善しなかったのは、膝そのものが問題ではなかったからなのだとそのとき知りました。こうした詳しい説明を受けたのは町田先生のところが初めてなんです」
町田先生「また、青木さんの場合、足元だけでなく、骨盤や背骨にもゆがみがあり、骨盤は外に広がって体のバランスをとろうとしているのです。すると骨盤とつながっている大腿骨は、外側に捻じれることになります(下記イラスト中央)。その結果、下(足元)からは膝下は内側にねじれ、上(骨盤から膝上)までは外側にねじれて、膝のところで、まるで雑巾絞りをしているような状態のため(下記イラスト右)、膝まわりの筋肉や関節を含む膜組織が摩擦を起こして硬くなることで痛みを引き起こしていました」
青木さん「膝の裏側も内側も痛くて、歩くと痛いし、階段の下りは怖くて、一段一段しか下りられませんでした」
3.施術で痛みは7割減。町田先生の手は「魔法の手」
膝痛は青木さんの日常生活にも支障をきたし始める。スーパーで働く青木さんが一番つらい作業は商品棚の一番下の商品の品出しなのだとう。膝を曲げてしゃがむという姿勢がどうにもできない。そこで腰を丸めて作業をすると今度は腰が痛くなる、そんな負の連鎖を生み始めていたのだ。
青木さん「これはまずいと思いました。膝が痛くて曲げ伸ばしがしづらく、いつか歩けなくなったらいやだなと思ったんです。インターネットで、「三日月整骨院」を見つけたとき、痛くない施術と書いてあったので、すぐに来院しました。
施術は少し強めのほうが気持ちがいいという方もいるかもしれませんが、私の膝は伸びきらないし、強くもむと痛みが出るので、痛みのない施術を希望していました。初診のときは、とても穏やかな施術だったので、これで効くのかなとも思いましたが(笑)。でも施術が終わると膝が軽くなって、曲がったままの膝が伸びるんです。先生の手は魔法の手だ、と思いましたね」
町田先生「施術ではねじれた膝まわりの膜組織をゆるめることに注力しました。でもこれだけでは青木さんの症状への対応としては限界がありました。なぜなら、膝そのものだけが問題なのではなく、足の荷重の左右差や足が内側に倒れてしまう過剰回内(オーバープロネーション)という状態を改善しないことには根本的な解決にはなりませんから。つまり、しっかりと施術をしても施術台から降りてた瞬間から施術の効果が減殺されていってしまうのです。そこで提案したのが当院で扱う「Northwest Superglass®』というオーダーメイドのインソールです」
これはアメリカのNorthwest Podiatric Laboratory(NWPL)社が、足部を専門に診る足病医学の考え方をもとに、一人一人の足型を採型して作られるフルカスタムメイドの医療用インソール。青木さんの場合は、過剰回内を抑制することで、足本来の機能を最適化できるため、荷重の左右差が減り、アーチが落ちることを防いでくれる。フルカスタムメイドであるため、足の左右差が大きい方にもフィットしたものを提供することができる。
青木さん「8万円というしっかりしたお値段だったので、正直悩みました。ですから通い始めた当初は施術のみ受けていたのです。それでも痛みは7割くらい改善しました。ところが仕事の都合などで通えない日が続くと、痛みは増すばかり。これでは膝の痛みが逆戻りしてしまうと思い購入を決意しました」
町田先生「『Northwest Superglass®』を使い始めてからは、劇的に青木さんの歩き方は変わりましたね。
今までは膝のまわりの膜組織が硬いために、膝の適度な曲げ伸ばしができず踏み込んで歩けない、だから歩くときの衝撃を吸収できなくて、一歩一歩つっかえるように歩いていました。
ところが、『Northwest Superglass®』を使い足元が安定したことで、回内の程度が弱まり膝のねじれが軽減したのでしょう。またその影響で、外に広がった骨盤も矯正できていました。その結果、膝で適切に衝撃を吸収することができるようになり、踏み込めるようになったのです。
すると体は自然に落下するので床からの反力を得られてその反動で次の一歩が自然に出るようになります。こうしてとてもリズミカルに歩けるようになりました。ですから施術と『Northwest Superglass®』の合わせ技で青木さんの膝の痛みは大幅に軽減したんだと思います」
青木さん「初めて『Northwest Superglass®』を靴に入れて歩いたときは膝が痛くないことにとても驚きました。こんな感覚はもう何年も味わったことがなかったので。本当にうれしかったです。自転車も乗れるし、スーパーでの作業も快適です」
4.「『Northwest Superglass®』で手術を回避。自転車に50分乗って施術に通っています」 - 青木征美さん(56歳)
青木さん「実は母も膝が悪くて人工関節の手術をしました。手術をすると劇的に良くなるようなイメージがあるかもしれませんが、実は手術後のリハビリが本当に大変なんです。結局、母は思うようにリハビリに取り組むことができず、車いすの生活を余儀なくされました。
母のそのような様子をみてきたので、できれば手術は避けたいと思っていたときに、町田先生の魔法の手と『Northwest Superglass®』に出会えて本当によかったです。自宅から自転車で50分かけて、頑張って先生のところに通っています。
先日娘と出かけたときに”歩くの、速くなったね”って言われたときはうれしかったですね。もっと早く「Northwest Superglass®』にすればよかったと思っています。とにかく痛みのない生活が本当に幸せです」
撮影/シラタニタカシ、取材・文/峯澤美絵
お話をお伺いした方
町田結希(まちだゆうき)さん
柔道整復師、バイニーアプローチ本コース修了。三日月整骨院の院長。整形外科や介護施設、数多くのスポーツの現場でのトレーナー経験を経て2017年現職に。小学2年生から競技としてスキーをはじめ、現在も京都府代表としてクロスカントリースキーで国体に出場。趣味はトレイルランニング、華道、料理と守備範囲が広い。アロマセラピーにも精通している。
(ミカヅキセイコツイン)
院長: 町田 結希
〒610-0334 京都府京田辺市田辺中央3丁目3-10 シークビル1階
HP:https://mikazuki-seikotsu.com/
TEL: 0774-51-6957
三日月整骨院における施術の一環として用いられているNWPL社のNorthwest Superglass®
主に病院や治療院において、治療や施術のために処方される医療用のファンクショナルオーソティックス®(足の動きを最適化するための医療用足底挿板)。
NWPL社の製品におけるフラッグシップモデルであり、技術革新をリードしています。
お一人おひとりの足の特徴を把握した上で、独自のデバイスであるSmart Cast®システムを用いて足型を採型、製作するフルオーダーメイド。世界にたったひとつの医療水準のサポート力を有するインソールがあなたのお手元に届きます。
足の症状に対応するために、スタンダードなものから、例えば、後脛骨筋腱機能不全症や扁平足変形といった症状に対応する特殊形状のもの、靴の種類への対応という観点からはハイヒールにも対応しています。
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TEAM NWPL
NWPL社のファンクショナルオーソティックス®やファンクショナルインソールを知り尽くした足とカラダのプロフェッショナル集団
NWPL社のファンクショナルオーソティックス®やファンクショナルインソールが目指すところは、過剰回内(オーバープロネーション)などのように足のアライメントが崩れている状態を是正することにより、足部に生じる痛みや不具合のバイオメカニクスの観点からの誘因となる動きを制御することにあります。
他方、足部に生じる痛みや不具合は様々な要因が絡み合って生じています。例を挙げると、靴、地面の状況、運動量、体重、運動に関する技術、体外から体にかかる力、筋力のバランス、柔軟性の欠如などです。結果として、これらを原因として連鎖的に生じる足部以外の他の身体の部位の痛みや不具合も同様に複合的な要因が複雑に絡み合って生じることとなります。
よって、NWPL社のファンクショナルオーソティックス®やファンクショナルインソールがその効果を発揮するためには、それぞれの不具合や痛み、もしくはパフォーマンスの向上を阻害している要因の発生原因を正しく把握することが最も重要なのです。
「痛みのない生活」、「健康な生活」、「美しく生きる」、そして、「運動を楽しむ」を実現されたい方は、是非NWPL社認定の足の専門家にご相談ください。皆様のお話をお伺いして一人ひとりの状況にあった最適なご提案を致します。