三日月整骨院の患者様の稲村さん。Northwest Superglassを組み込んだ町田先生の独自の施術によりモートン病と外反母趾の痛みから解放されました

モートン病の痛みはもう蘇らない!

痛みによるストレスがなくなると

毎日、気持ちが軽やかに


  1. モートン病と外反母趾を併発
  2. 足指の神経を圧迫するモートン病
  3. 首の痛みも足からきていた
  4. 読書タイムは首に注意
  5. 歩くのが本当にラクになり日常のストレスが減って幸せです」- 稲村環美さん(59歳)

1.モートン病と外反母趾を併発

足の甲あたりの関節のはまり具合をチェック。稲村さんの前足部は左右のどちらにも大きくねじれてしまう

読書好きで、図書館司書というお仕事柄も手伝って、同時に何冊もの本を読むのが楽しいという稲村さん。職業病というべきか、座り姿勢での読書時間が長く、首の痛みに長年悩んでいたという。何軒もの整骨院を巡ったものの、改善が見られず。そんなときに、首の痛みに加えて、足指の付け根の痛みが強くなったので、知人に紹介してもらった「三日月整骨院」に駆け込んだ。

稲村さん「首も痛いし、実は手の指の関節にも痛みがあって。それに加えて足の痛みと、痛みの三重苦でした。初来院のときは、とにかく足の痛みをなんとかしてほしいという一心でしたね」

町田先生「まず足を見てみると、外反母趾であり、足指が異常に広がっている開帳足であることがすぐにわかりました。足指の付け根の痛みはモートン神経腫といって中指から薬指の付け根にピリッと痛みが走るのが主な症状です」

稲村さん「足指の付け根が痛いので、足が床や地面などに着くかぎり、どんな動作でも痛みを感じていました。立っているだけでも痛いし、歩くときは苦痛でしかありませんでした。あの痛みは日常生活に支障をきたすほどでした」

2.足指の神経を圧迫するモートン病

足の親指から小指にかけての横アーチがつぶれていることが痛みの原因であるという説明を受ける

モートン病に外反母趾から端を発して、実は膝にも痛みをかかえていたという。その一つ一つに原因があるのではなく、実は稲村さんの足の構造が原因だと知り妙に納得したそう。実際に稲村さんの足の特徴とはどのようなものなのか、また改善する方法はあるのだろうか……。

町田先生「稲村さんの足は、開帳足といって足指が開いてしまっていて、足指の付け根部分がべたっと床についてしまっていました。足のアーチというと、かかとから親指までの土踏まずを通る内側のアーチだと思われがちですが、実は足には3つのアーチがあります。残りの2つは親指から小指にかけての横アーチ、小指からかかとの外側のアーチです。

稲村さんの場合、横アーチが特に大きく崩れてしまうことで、人差し指から薬指が下がってしまっていて、足を踏み込む動作のときに、そこを走る神経をつぶしてしまうことが痛みの原因です」

かかと周りの不安性を原因として足が開いてつぶれてしまった状態となるのが開帳足。横アーチが形成されず、足の前の部分が過度に開いた状態となる

稲村さん「靴を履くだけで痛くて。職場で座って作業をしているときでさえも足がギューッと締め付けられるように痛かったのです。さらには、車のアクセルの上に足をのせているだけでも痛くて」

町田先生「ではなぜ横アーチがつぶれてしまうのかというと、足の構造の特徴にその理由があります。稲村さんの足は、日本人に比較的多くみられる柔軟性前足部外反といって足部の前側の関節がゆるい状態。

足部は、大きく分けて足の前の部分(前足部)とかかとの部分(後足部)に分かれています。柔軟性前足部外反は、前足部と後足部の境目となる関節、横足根関節(おうそっこんかんせつ、Mid-Tarsal Jointの頭文字をとってMTJともいう)にしかるべきタイミングでロックがかかりにくいことが主な原因として生じる状態であり、安定的な歩行の実現に大きく影響します。

正常な足の状態であれば、足は着地に際してかかる衝撃を吸収するフェーズ(アーチがつぶれた状態)としっかりと足を踏み出すためのフェーズ(アーチが形成された状態)を交互に繰り返すことができます。この循環により適切な歩行などの運動が成り立っています。

しかし、稲村さんの場合には、横足根関節(MTJ)がゆるいため、着地したときに過剰回内(オーバープロネーション)といって、足が内側に傾きやすい状態となっていました。その結果、本来、足の動きの中でアーチが形成されるタイミングで適切にアーチが形成されず、ずっと前足部が広がった状態、すなわち開帳足となっていたのです。

その結果、横アーチがつぶれて足の人差し指から薬指の下に位置する神経を常時圧迫した状態となりモートン病を発症し、親指のつけ根の部分をまっすぐな状態から曲がった状態に引っ張るバイオメカニクス的な要因を発生させることにより外反母趾の原因ともなっていました」

適切な状態での足は、基点となるニュートラルポジションを経由して、衝撃吸収のためのポジション(適切な回内)としっかりとした踏み出しのためのポジション(適切な回外)を循環する動きを示す

稲村さん「初めて来院したときは、こうしてわかりやすく丁寧に説明してくださったので、自分の痛みの原因がとてもよく理解できました。こうした私の足の構造からすると、人差し指の下のあたりが硬くなってタコができるのは、横のアーチがつぶれるから、その部分に体重がかかるからなんですね」

町田先生「そうです。それに加えて足が内側に倒れて、アーチによる衝撃吸収する機能が発揮できないことで、膝や股関節に痛みを生じることもあります。稲村さんのような柔軟性前足部外反という足の特徴の人は典型的な『Northwest Superglass®』の適応者です。

これは医療用のインソールで、稲村さんのように横足根関節(MTJ)のはまりが緩い人に最適で、横足根関節(MTJ)をカチっとはめてロックをかけることで、足の動きの中で上述のような足の状態の循環を実現し、歩く動きの中で衝撃を吸収したり、推進力を生んだりといった足本来の機能を取り戻すためのサポートを提供します。

Northwest Superglass®』は、アメリカの足病医学の下肢バイオメカニクス理論をベース開発・設計・製造されており、稲村さんの場合のように、論理的な分類に対応したサポートを提供できる医療用のインソールが世の中に生み出されたのです」

稲村さん「はじめて見たときはこんな薄いシンプルなインソールで大丈夫かなと思いまし(笑)。でも試しに使ってみると今まで使っていたクッション性のインソールとは全然違って足が安定するんです。

うちの息子も使っていますが、彼は”飛ぶように歩けるようになった”と喜んでいます」

3.首の痛みも足からきていた

首まわりの硬くなった膜組織をゆるめて神経の伝達をスムーズにする施術は心地よくてうとうとしてしまうこともある

1日の中で最も多く時間を費やしていることのひとつが読書。多いときには1日に4,5冊読むこともあると言う。長時間、下向きの姿勢には首への負担が大きいのは想像に難くない。実際に、稲村さんご自身も首の痛みを抱えていて姿勢を気にしていた。実は姿勢と足の構造には深い関係が存在する。

稲村さん「読書をすると肩がこるなんて言う人も多いのですが、私にはその自覚症状がまったくありませんでした。ただ上を向くのと、右を向く動作が苦手で。それで首のことが気になっていて以前はいろんな整骨院に行っていました。ですから、町田先生も相談したんです」

町田先生「背骨を見てみると首と肩の付け根あたりの前弯(ぜんわん、前方向への曲がり)がきついのが特徴的でした。この背景には、実は少なからず足の影響あるのではないか、という仮説を立てました。

柔軟性前足部外反により、アーチが下がりやすい稲村さんの足は、土踏まずが床に触れて刺激を受けている時間が長い。こうした状況は、腹圧を下げる原因になるという臨床結果があるんです。腹圧が下がると姿勢が崩れやすくなり、それが原因で首の痛みにつながっている、というのが仮説の背景です。

ですから足からの影響は『Northwest Superglass®』に任せ、首回りは筋膜などを緩めるバイニーアプローチという施術をしています」

稲村さん「そのおかげで、足の痛みは嘘みたいになくなったし、首もずいぶん楽になりました」

4.読書タイムは首に注意

同じ姿勢で読書をしていると、知らず知らずの間に首には大きな負担がかかるため、時々姿勢を変えながら読書を楽しんでいる

読書の時間は稲村さんにとっては至福のとき。そして読書の話は施術のときにも時々話題に上がるそうで、そのやりとりもまた稲村さんにとっても町田先生にとっても楽しいひととき。それ以外にも茶道をしたり、最近ではヨガにもはまっていたりして、静と動の趣味をバランスよくたしなんでいる。

町田先生「はじめていらしたときは、姿勢が少し気になっていたんですけどね。ヨガなどをされてご自身でも気を付けていらっしゃいますし、施術や『Northwest Superglass®』の助けもあって、以前より姿勢がよくなったように思います」

稲村さん「本を読むときは椅子に座ったり、寝転んだりしていて時々姿勢を変えるようにしています。もともと首の痛みが気になっていたので、ヨガのレッスンと先生の施術と自分の意識とで姿勢を整えたいと思っています」

町田先生もちろん施術のためにお越しいただいているのですが、いろんなジャンルの本を読まれるので、私は稲村さんから本のお話を聞くのがとても楽しみなんですよね」

5.歩くのが本当にラクになり日常のストレスが減って幸せです」- 稲村環美さん(59歳)

稲村環美さん(59歳):モートン病、外反母趾

稲村さん「足が痛いと一歩一歩がつらくて仕方ありませんでした。立つ、歩く、車に乗る、のどれをとっても痛いので本当に苦痛でした。でも『Northwest Superglass®』と町田先生の施術のおかげであの痛みをもう忘れかけています。痛みはいろんな気力を奪います。だから痛みがないと日々のストレスが本当に少なくて幸せです」

撮影/シラタニタカシ、取材・文/峯澤美絵

お話をお伺いした方

京田辺 三日月整骨院の院長 町田結希さん

町田結希(まちだゆうき)さん

柔道整復師、バイニーアプローチ本コース修了。三日月整骨院の院長。整形外科や介護施設、数多くのスポーツの現場でのトレーナー経験を経て2017年現職に。小学2年生から競技としてスキーをはじめ、現在も京都府代表としてクロスカントリースキーで国体に出場。趣味はトレイルランニング、華道、料理と守備範囲が広い。アロマセラピーにも精通している。

三日月整骨院

(ミカヅキセイコツイン)

院長: 町田 結希

〒610-0334 京都府京田辺市田辺中央3丁目3-10 シークビル1階

HP:https://mikazuki-seikotsu.com/

TEL: 0774-51-6957

三日月整骨院における施術の一環として用いられているNWPL社Northwest Superglass®

NWPL社のNorthwest Superglass®
世界最高峰のサポート力を有するNWPL社のフラッグシップモデル、Northwest Superglass®。造形美すら漂う

主に病院や治療院において、治療や施術のために処方される医療用のファンクショナルオーソティックス®(足の動きを最適化するための医療用足底挿板)。

NWPL社の製品におけるフラッグシップモデルであり、技術革新をリードしています。

お一人おひとりの足の特徴を把握した上で、独自のデバイスであるSmart Cast®システムをもちいて足型を採型、製作する完全フルオーダーメイド。世界にたったひとつの医療水準のサポート力を有するインソールがあなたのお手元に届きます。

足の症状に対応するために、スタンダードなものから、例えば、後脛骨筋腱機能不全症や扁平足変形といった症状に対応する特殊形状のもの、靴の種類への対応という観点からはハイヒールにも対応しています。