レースの素晴らしさを改めて実感したFTR秩父奥武蔵2021

新型コロナウィルス感染症のまん延に伴い、六甲のキャノンボールランのような一部のレースを除くと、2020年以降いくつものレースが中止を余儀なくされてきました。2020年の秋には少し小康状態となり、冬には伊豆トレイルジャーニー(IJT)が開催されましたが、その後、感染拡大によりUTMFなどの大会が再び中止に。

このような状況の中、大会が大好きだった私も大会以外の楽しさを見つけようと、潮風みちのくトレイルにトレランスタイルでのひとり旅に出かけたり、とそれはそれで新しい楽しさを見つけたのも事実です。

でも、やっぱりレースがないのは物足りないという表現では表しきれない、何かがぽっかりかけた感じがしていました。それが何なのか、久しぶりに100K級のロングトレイルに参戦をして気づくことができました。

舞台は紅葉真っ盛りの晩秋、秩父・奥武蔵エリア

スタートとゴール地点となった秩父の羊山公園は紅葉真っ盛り

100Kの舞台となったのは、秩父・奥武蔵エリア。私も昨年、FTR飯能、FTR秩父の大会には出ていたので細切れには知っているエリアですが、改めて確認するとなんとも広範囲にわたるコースとなっています。

秩父の羊山公園をスタートして、いくつの峠や山を越えたのだろうか、、、

私はロングトレイルのレースはいつも旅だと思っていますが、これはまさに壮大な旅と言っていいのではないかと思います。来年はさらに延伸されて100マイルレースとして開催される予定があるとのこと、、、現時点では全く想像できません、私には:-)

前日の受付らから大会の雰囲気を満喫

大会前日の受付の様子。好天に恵まれ多くのトレイルランナーが再会を喜んでいた。

土曜日の5:00AMスタートということで、大会の受付は前日金曜日に行われました。大会会場である秩父の羊山公園について、その雰囲気の中に身を置いた瞬間、「あー、やっぱり大会はいいな!」と思いましたが、それはまだ序盤。続々と集まるトレイルランナーや大会関係者、メーカー関係者の中には、久しぶりに会う友人や知り合いの顔が!かつてレースが普通に開催されていたときには、レースに行けば会えた友人たち。やっとレースが開催されたことに関する大きな喜びのひとつはこの再会にあったのだと思いました。

2年ぶりの100K超のロングレースのスタート

100Kのスタート時刻である2021年11月20日5:00AM直前のスタート地点の様子。スタート前の緊張感と高揚感がたまらない

いよいよ大会当日の朝。スタート直前の緊張感とこれから始まる旅に想いを馳せるこの時間もやっぱりレースの醍醐味のひとつです。このときも選手との再会の時間はつづき、お互いの健闘を称えあう時間となります。思えば、このスタート地点にたどり着くまでに、みんなそれぞれ厳しいトレーニングを積んできており、もちろんこれからスタートなのですが、まずここに立つことに大きな意味があるのではないか、と私は思います。

トレイルランニングのレースには不可欠な存在であるニューハレの芥田さん(左)との再会を喜ぶ筆者(右)。
撮影の瞬間は息を止めて感染症対策は完璧です!

もちろん、大会運営においては、新型コロナウィルス感染症のまん延防止対策が講じられており、影響が全くなくなったわけではありません。本当はみんなでワイワイ騒ぎたいところですが、それはまだお預けです。それでも、この規模の大会が開催されたことはとても嬉しいことでした。

選手を魅了する大自然や寺社仏閣

秩父を代表する武甲山。まさに威風堂々!スタート直後で余裕があり撮影することができた。
第3エイドおよび第6エイドとなった子ノ権現天龍寺の大きなわらじ

コース上には素晴らしい大自然や晩秋の紅葉に彩られた寺社仏閣がありましたが、序盤以降全く余裕がなくなり、写真を撮影することができませんでした、、、:-P

丸一日近い長い旅の終わりに気づいたこと

どれだけの数の峠や山を登っては下り、下りては上ったのか、いつゴールにたどりつくことができにるのか、、、と思いながらも、なんとか走り続けることができ、無事ゴールにたどり着くことが出来ました。

途中でも友人との再会があり励まされ、途中から一緒に走り続けた方々と友達になり、競い合う相手というより、一緒に旅をする仲間となって、ゴールを目指しました。ゴールにはボランティアで参加していた友達が待っていてくれて、これまた感動のゴールとなりました。

新型コロナウィルス感染症のまん延の影響で、いろいろなものに変化が生じて、ひょっとすると不可逆的な変化もあるのかもしれません。でも、一生懸命トレーニングをしてきた仲間との再会を喜び、一緒に長い旅を完走する、この醍醐味は、全く変わらず、色あせることなく、むしろその魅力度を増して、そこに存在していました。

全く別の競技を楽しむ友人が独立をして、スポーツを中心とした地域振興に取り組んでいます。その彼が「生きている実感」を感じることができることが、ある種の限界に挑むスポーツの醍醐味だ、と言っていたのが大げさではなく、正にその通り!と思えた瞬間でした。

奥宮俊祐さんをはじめとする大会関係者の皆様、大会スポンサーの皆様、そして大会を素晴らしいクオリティでサポートして盛り上げていただいたボラティアスタッフの皆様、そして大会開催に理解を示してくださった地域の皆様に心から感謝を申し上げます。

いつか、大会を運営する仕事もしてみたいな、と思った私です。夢がまたひとつ増えました!:-p

今回の旅のパートナーもNorthwest Superglass®

すでに1000K以上の山の旅をともにしているため、裏面は砂利などで擦れしまっているが、機能性に全く劣化はなし。NWPL社が独自に開発したカーボンファイバーを贅沢に用いた素材であるSuperglass®が世界最高水準のサポート力を保持してくれる。

今回のロングトレイルの旅も、シューズの中にはNorthwest Podiatric Laboratory(NWPL)社のファンクショナルオーソティクス®であるNortwest Superglass®が入っていました。かかと周りの安定性を担保してくれるので、起伏の激しいサーフェスや下りでもアグレッシブに走ることができます。もちろん、捻挫しそうになることもありますが、Northwest Superglass®を使っていないときと比べて軽度で済むことが多いというのが実感です。

今年中もまだ次のレース・旅が決まっているので、この頼もしいパートナーとともにトレーニングを積んで、パフォーマンスの向上に努めたいと思います。

写真・文章:山縣茂信